神様のカルテ0(ZERO)

「神様のカルテ 0」 夏川 草介 著 読みました。

もっと読みたい!もっと知りたい!読み足りない!

読み進むにつれページの残りが減っていくと寂しくて。

ずっとずっとこの本の中の信州にいたい、

イチさんを取り囲む人々のことをもっと知りたくてたまらない気分です。




進藤辰也先生と千夏先生主体の医学部学生時代『有明』

本庄病院の医師と事務長の立場から医療を見つめる『彼岸過ぎまで』

研修医栗原先生と患者さんが向き合う生き方死に方『神様のカルテ』

榛名さんを始めとした山を愛する人たちのこれまでとこれから『冬山記』

4部構成になっています。

それぞれが長くないお話なのであっという間に読めちゃう。

そしてどれも甲乙付け難いそれぞれに胸に沁みる話。



『有明』を読んで、ぜひぜひ進藤先生主役のスピンオフシリーズを映画化して欲しい!と思いました。

スペシャルドラマでもいいです。

出木杉くんの進藤先生。 

映画の中ですれ違ってしまっていた妻・千夏先生との学生時代の恋愛の様子なども知れて面白かったです。

医学部時代の栗原先生や砂山先生も、実写でもっと観てみたいんだよな~

(20代半ばの役なら、翔くんも藤原竜也さんも要潤さんもまだまだイケるよね!)



『彼岸過ぎまで』と『神様のカルテ』は、読んでいて辛いところもあるし、切なくて苦しいところもあります。

それでも心が温かくなるところが不思議。

決して後ろ向きな気持ちにはならないのです。

今、出来ることを精いっぱいやろう、と素直に思える。

医療とサービス、ビジネスの関連についてもとても考えさせられました。

理想を言ったら、医療や福祉、教育にビジネスが絡んではいけないと思う。

それでも社会を成り立たせる以上はそこにサービス業としての医療と、それにまつわるビジネスが発生しているのが現実で。

だからこそ、医療が日進月歩で発達している事実もあるのだけれど。

矛盾を感じつつも、きれいごとだけでは済まされない理想と現実。

正解はないけれど、いろいろ考えてしまいます。

(そんなこと言ってる私自身、教育福祉関連の民間企業に属しておりますが


少し話が逸れました・・・



『冬山記』の榛名さん。

映画の影響かもしれないけど、宮崎あおいちゃんは適役だったなと改めて思いました。

淡々と、でも力強いことを言うところが。

でもやっぱり恋する乙女の可愛い一面もあって。

イチさんとハルの日常をもっと垣間見たいです。




夏川草介さんの文章はとにかく色がきれい。

時々見たことのない漢字や難解な熟語が出てきますが全く気にならない。

水がサラサラ流れるように、どんどん読めちゃいます。

そして、行ったことのない見たことのない地方の情景を、今自分がそこに居るかのように思い浮かべることが出来る。

そんな色使いが素晴らしいです。

優しい文章だけれど、でも女性的というわけではなく、むしろ骨組みがしっかりしているので安定感がある。

本業のお医者さんをしながらこれだけの作品を仕上げるなんて、いつ寝てるんでしょうね?

休む暇もない生活かと思われますが、でもこの先も神様のカルテシリーズもっと読みたいです!

映画でもドラマでも、丁寧に実写化もして欲しい!

この作品がずっと続くことを願っています






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